コウノトリで、もう一度「希望」を信じて
15年間にわたる不妊治療の道のり。数え切れないほどの手術や採卵、胚移植、そして結果を待つ日々を経験し、医師から「母親になれる可能性は極めて低い」と告げられたことも.. それでも、彼女は希望を捨てず、43歳で彼女は卵子提供による治療を選び、新たな一歩を踏み出しました。そして44歳で無事に健康な女の子を出産! 国境を越え、長い年月を乗り越えた末、ついに幸せをつかんだ実話をお届けします。
2026-10-14 00:00:00
コウノトリに出会うまでの経緯
20代後半で早発卵巣不全と診断され、32歳で結婚しすぐに不妊治療を始めました。
11年間の治療で全身麻酔を伴う手術を4回、採卵3回のうち凍結胚にまで進んだのは1個。
移植は浅い着床に終わりました。
数々の手術や薬の副作用と年齢的な焦りから、43歳で自己卵での治療を諦め、コウノトリで卵子提供による治療を始めました。
移植について
ドナーさんからご提供いただいた卵子数24個、正常受精卵数18個、凍結胚数7個でした。
私が高齢であること、両親も高齢でサポートをお願いできないことから多胎児を避けるため、
当初は1個のみの移植を希望していましたが、先生や培養師の方のアドバイスにより、5BC2個を移植することにしました。
結果、1回の移植で1個着床、順調に妊娠を継続して16週で卒院、44歳で帝王切開により女の子を無事に出産しました。

日本のクリニックとコウノトリの違い
他の病院では違うのかもしれないですが、
日本の医療がいかに保守的で、台湾の医療がどれほど合理的か、ということを痛感しました。
日本の病院ではどの薬や治療が効いているかを確認しながら進めるため、「1方向からのアプローチを試してダメなら別の方法で」となり、自然と時間がかかってしまっていました。
一方でコウノトリでは結果を重視し、ある程度予測される問題に対して「確信的でなくても事前に複数方向から対処する」ので、高齢で時間が何より大切な私にはとても合った治療方針でした。
お金や薬、卵子の情報などがアプリでいつでも確認できる点も画期的だと感じました。
台湾の他のクリニックとの違い
コロナ禍前の治療に行き詰まった際に、自身で調べた台湾の別の卵子提供クリニックを受診したことがありました。
結局、日本での治療の進捗具合の関係でそちらでお世話にはならなかったのですが、
コウノトリの先生の治療方針やシステム、日本人スタッフの方の対応など、とても明確でわかりやすく、さらに親身になってくださるので、最終的にコウノトリでお願いして本当に良かったと思いました。
日本人スタッフの方について
基本的に日本人スタッフの方とのメールのやりとりがメインですが、これほど親身に寄り添ってくださった事にどれほど救われたかわかりません。
ご担当者の方が真摯に向き合ってくださったからこそ、移植後の出血トラブルや、薬の副作用による体調不良、悪阻などに落ち着いて対応することができました。
日本の医療施設でこんなに寄り添ってくれることはおそらくないと思います。
孤独な不妊治療において、共感し励ましてくれる方がいるだけで前向きになり、未来を希望してもいいのだ、と心が明るく前向きになりました。
母親にはなれないと宣言されてから15年。
何度も絶望し、諦めかけた私が母親になれる日がくるなんて、今でも信じられない気持ちです。
頼先生、日本人スタッフの皆様、ドナー様、子供を授けてくださって本当にありがとうございました。
コメント:
初めてご夫妻にお会いしたのは、東京オフィスでのカウンセリングでした。
奥様は卵巣機能不全により長年治療を続けておられ、これまでに別の台湾のクリニックで卵子提供の手続きを進められたご経験もありました。
お子様を授かりたいという切実な想いがとても印象に残っています。
その後は当院で治療を進められ、治療の途中で感じられた疑問や不安についても、Google Meetなどを通してご案内させていただきました。
また、ご卒業後に再び東京オフィスへお越しくださった際には、
「治療方針について納得できるまでしっかり話を聞くことができ、自分自身で選択しながら治療を進められました」とお話しくださったことを、今でもよく覚えています。
一度の移植でご成功されたことを、私たちも心から嬉しく思っています。
これから始まるかけがえのない子育ての日々が、ご家族にとってたくさんの幸せに満ちたものとなりますよう、心より願っております。
【海外サポートについて】
当院では東京にオフィスを構え、治療に悩まれている方のご相談対応や、治療中の患者様へのサポートを行っております。
海外で治療を受けることへの心理的な負担や不安を少しでも軽減できるよう、日々努めています。
また、専属スタッフが患者様に寄り添いながら、メールなどを通じて日本で受けられた検査結果を医師へ共有し、その内容に応じた指示やご案内を行っています。
そのため、毎回の受診のたびに台湾へお越しいただく必要がないよう、できる限り負担を減らせる体制を整えています。
【治療方針について】
国が異なれば、治療方針や使用する薬剤も異なるため、初めて耳にする内容に戸惑いや不安を感じられることもあるかもしれません。
当院では、2016年から2025年までに少なくとも3,000症例以上のデータを蓄積し、そのデータをもとに血栓や免疫などに関する基準値を再定義してきました。
さらに、生殖医療と免疫治療の両方に精通した「生殖免疫医」が、患者様それぞれの治療歴や移植前後の血液検査結果をもとに、個別に最適な治療プランをご提案しています。
私たちは、単に着床反応を得ることだけをゴールとは考えていません。
その先にある「無事なご出産」までを見据え、最後まで全力でサポートしています。
| 卵子数 | 胚盤胞 | 移植した胚 | ERA | PGT-A/PGS | 免疫+血栓 | HCG | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 24 | 7 | 2 | 108 | 未生検胚5BC | Humira+Arixtra →Clexane |
D13/839.6 | 元気な女の子を出産 |
*実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。




